心療内科のお世話になって診断書出た

心療内科のお世話になって診断書出た お仕事

表題の通りなんだけど、2月頭に心療内科に行くまでの精神状態になって、結果的に適応障害と抑うつの診断書まで出てしまった。

今一旦落ち着いて元気なんだけど、今振り返ると確かになかなかにまずい状況だったのかもな…とか、冷静に思い返してあの時の私普通じゃなかったよな…などと思うので、先々も気を付けなきゃな、という思いも込めて記録しとこうと思います。

きっかけとなった環境変化

現在勤めている会社はオウンドメディアを持ってるのだけど、約1年前に転職してからはそのメディア運営の部署に所属していました。

そこから2022年も終わりになる頃、突如異動の話が出た。

別部署のある方が2月に辞めることになり、その方のやっていた業務を対応する人が居ないと部として成り立たなくなってしまう、クライアントから受注した業務を完了できないため、そのポジションの担当をお願いしたいということで。

私自身としてメディア運営を続けたかったけれども、一方で幅広く業界の仕事を覚えられるのは良いなと思い、部署異動自体に不満は無かった。ゆくゆく同業務の人員を増やす予定との事ではあったし、その流れの中でまたメディア運営に戻れるならいい、ということで。新業務の知識がメディアのコンテンツ作りにも活かせるとも思ったこともある。

そんなこんなで1月から新しい部署で引継ぎを受けながら働いておりました。

退職者は2月から有給休暇の消化に入ってしまうため、引継ぎを受けられるのは1ヶ月間。ということで、引き継ぎを受けつつ自分で業務を回せるようにしつつ、で1ヶ月を過ごしてた。

実際にやって感じたのは、そもそも1人でやる量の業務ではないのでは?ということ。これは退職者も言っていて、この量を1人で抱えているという状況が変わらないので退職すると。

そんな状態なので、この時点で既に「2月以降独り立ちして果たしてやっていけるか…」という不安があって。でもやってみないとわからないよな、という気持ちと、「慣れればもう少しスムーズに出来るかもしれないしな」とギブアップを判断するには時期尚早な気がしたので、とりあえずやってみよう、という気持ちで仕事してました。

心療内科に行くまでの症状

そんなこんなで2月。特に月初は対応事項が多く、徐々に「期限までに終わらないかも…」という恐怖に苛まれていく。

これが社内の期限だったら良いのだけど、クライアントへの提出期限なのでどうにも遅らせることが出来ない。上司には一応相談していたけど、とりあえず出来るところまでやってみて、という感じだったので、不安がどんどん大きくなっていってた。

通常であれば「どこで躓き」「何に時間がかかっているのか」「改善するためにする事」を考えるものなのだけど、ストレスで既に考えることが難しくなってた。

このあたりで出ていた症状として

  • 記憶力の著しい低下、脳の働きの低下
    聞いたことを記憶できない(ので、全てメモ書きや画面録画などで記録して見返す)
  • 今話されていることを理解できない:言われたことを復唱して確認する状態
  • 明らかに仕事の進みが遅い:これまで出来ていたことがこれまで同様のスピードで出来ない
  • 早朝に目が覚め、「今日やっても(昨日終わらなかった分の)仕事すら終わらないのでは…」と恐怖で再度眠れず、早朝から仕事を始める
  • 食事よりも仕事
  • 基本的な生活が営めない
    台所に立つけど何も出来ない/部屋を片付ける気力がない/朝日光を浴びに外に出る/ジムに行く など今までできていたことが出来ない
  • プライベートを犠牲にする
    「どう頑張っても平日だけじゃ終わらない…」という恐怖で土日も仕事する、そのために友人との約束を当日にリスケしてもらう(ストレスの寝不足で、って伝えた)

こんな事があって、土日を挟んだ月曜には泣きながら仕事してた(この日はリモートワーク)。とにかく涙が止まらなくて、それでもPCに向かうのをやめることは出来なかったんだよね。というか、仕事をやるという意識が優先して涙が出ている状態を軽視していた、に近い。

そして翌日の火曜は出社日。ここでついに崩壊してしまう。電車が会社の最寄り駅に近づくと涙が止まらなくなってしまった。電車乗った時からうるうるしていたのをなんとか我慢して乗ってて、前週に稲葉さんのライブ行ってたから 稲葉さんの曲を聴いて心を安らげて…(結果的に声だけで心に沁みすぎて逆効果だった)その調子のまま出社するつもりが、いきなり決壊してしまって。これはもう行けないな…となってありのまま上司に連絡してお休みを貰った。流石にオフィスで泣く女になるのは避けたい。

この時点では1日お休み貰ったことで「とりあえず休もう」と思っただけだったんだけど、上司から「あまりに続くようであればきちんと病院に行ってくださいね」と返信があって、そこで初めて「病院に行く事案(?)か…」と認識した。まあ、「通勤途中で涙が止まらなくなってしまったのでお休みを頂いて良いでしょうか」なんて送ったらそうなるか。

ただ、住まいの近くでGoogleの口コミが良さそうな心療内科が翌日夕方しか空いてなかったので、その日は家でお休みして、翌日病院に行くことにした。

お医者さんの診断

翌日。正直「こんなことで病院行って良いものか…」「私の出来が悪いだけなのでは…」と思ってたので、気が引けたりした。

でも、上記に書いた症状を伝えると『「適応障害」「抑うつ」ですね』と診断が出た。さらに、この短期間でここまでの症状が出ていることを考えると、「このままの環境をが続いたら鬱に進行していく流れです」と言われた。まじかよ…

最もベストなのは休職、休職を避けたいなら業務軽減ですね。ということだった。

私としては休職は考えていなかったので、業務軽減で診断書を出して貰いました。

一番辛かった瞬間

病院に行く前のメンタルおかしかった時に、一番辛かった瞬間として記憶してるのが、「ご飯食べたほうがいいかな」と思って台所に行ったとき。

作るの面倒だなとか、そんなお腹空かないな、みたいな感情も何も無い。ただ虚無。食材とか皿とかを取り出すのも出来ない。「ご飯食べなきゃ」の義務感だけで来た台所で、シンクを眺めながらただ立ってる。普通の「めんどくさいな」じゃなくて、とてつもない無気力だけがそこにある。これ何のための人生?そう思いながら、今日は朝からたかだか30分程度のウォーキングに行く時間もジムに行く時間も、仕事する時間をそのぶん失うことになるのが怖くて家から出てない。そのまま夜になっててご飯も作れない今。生活が営めてない。そういう状態になってることへの絶望感。体重3kg減った。

何故かわからないけど、このときの記憶だけモノクロのような、真っ暗な記憶になってる。絶対電気つけてたはずなんだけど、部屋もキッチンも電気ついてない記憶。極限すぎて目の前が真っ暗闇に見えてしまってたのかもしれない。真っ暗な中でシンク眺めてる記憶。極限に脳がバグるとこうなるんでしょうか。

診断書が出てからと現在

診断書が出たあとは今後について会社と話し合い。

私としては休職をするつもりは無かったけれども、かといって脳のパフォーマンスが著しく下がっている状態で、責任を持って仕事ができるかと言うと正直難しい。

そこで、一旦 有給休暇を消化する形に。有休消化中に通院の予約をしていたので、そこでの医師の診断と、加えて自分自身の体感として 適応障害になる前の脳のパフォーマンスに戻っていると感じるか・生活も営めているか によって そこのまま休職するか復帰するか決めようと思って。会社には有休後に休職することだけ伝えた。

休暇の始め3日ほどは、とにかくダラダラ過ごした。朝も通常より1〜1時間半位遅く起きたり。なんとなく体全体が重かったんだよね。一応起きたらウォーキングには行って日光は浴びるようにした。

その他の時間は体と気持ちのままに過ごした。大抵ごろごろして本読んだりうたた寝したり。食事は普段通りにきちんと食べる。

休んでるとだんだん友人に会いたくなって、土日に予定を入れたりした。仕事を終わらせなきゃという恐怖で土日を犠牲にしてた前週からだいぶ回復したと感じた。

多分、この3日位がリカバリー期間だったのだと思う。ダメージを受けた脳と体を修復してたんだと思うんだよね。こんなに何もしたいと思わないことそうそう無い。普通にいきなり3日休みを貰ったら、1人でもどこか遊びに行くかブログ書くかしてると思う。でもそういう気持ちもなくて、ただダラダラして この2週間程出来てなくて積もってた「“寝る前の読書”欲」を埋めるように本ばかり読んでた。

身体のサインのままにダラダラ過ごしてたら4日目位から普通に起きれるようになって、朝ジムも再開。友人にも会い、普通に楽しめた。

ちょうどその辺りで、初回以来の心療内科通院。

ネットで調べるとそう早く回復しなそうだったので 自分の意識としては問題なさそうだったんだけど、果たしてお医者さんはどう判断するのか…

お医者さんとのお話では、今一旦仕事は休んでいること、日々の過ごし方・休日の過ごし方や気分は 以前(通常時)に戻っている事、思考の調子もクリアになっていると感じていることを伝えた。

その結果、業務復帰に支障なしという診断に。

その後会社と復職(休職してないから復職では無いかもしれないが) について相談して、約一週間の休暇を経て復帰したのが天皇誕生日前日の昨日の話です。有休3日くらい残すこと出来ました(嬉しい)

だいたい発症(?)からダウン、復帰までで3週間ちょっと。2月をほとんどこの問題に使った…

この間にen3.5があったのは救いだったのかもしれない。あと友人の暖かさに泣いた。

とりあえず私真面目らしいので、あんまり頑張りすぎないようにしよ!と思います。「真面目」も「頑張る」も自覚がないから難しいんだけど… 良い感じに手を抜いてはいきます〜

ということで皆さんもお気を付けて。心が○んだら大変だからな。

 

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