【異業種×異職種】31歳の転職のお話

【異業種×異職種】31歳の転職のお話 お仕事

Twitterでちょろっと書いたけども、昨年11月頃から異業種×異職種への転職活動を始めて、この3月から新しい職場で働いています。

で自分の備忘的な感じで転職に至った経緯やら現在の職業まで書いておりますので、ご興味があれば読んでね。

転職を考えた経緯

不満は無いけど不安はある

そもそもなんで転職を考えたのか?というところだけども、これは(転職前の)現職に対するマイナスな気持ちに起因するものではなく、どちらかというと前向きな考えで転職を決めてる。

「マイナスな気持ちが無い」というのは、主に在籍していた組織や環境、人間関係、仕事のやりがいなどで、これらの事項には特段の不満は無かった。

だけれどその一方で、ぼんやりと抱えていた不安要素がある。

それがこのまま秘書で良いのかな?ということ、もっと言うと秘書の今後ってどうなのかな…という将来性への不安。そして割とバラエティに富んだ経歴ではあるものの、職業としては秘書の期間が圧倒的に長く、経験のある仕事の種類が少ないということも今後不利なような気がした、といったところです。

昔ならそれでもよかったのかもしれないが、今は違うように思うし、現在地に留まり続けることって危険なのでは、という懸念があったわけですね。

現在31歳ということもあり、タイミングとしても「ジョブチェンジするならこのタイミングを逃すと難しそう」というところで、転職することにしました。

正直前職の環境としてはとても良い環境で、そのままでいるということが安泰(とは何事も言い切れないけれどもしばらくは大丈夫そう、位な感じ)だったんだけど、その安心と安泰の気持ちがめちゃくちゃ怖いなとも思う。

世の中は変化しているのに、自分は変わらないという怖さ。

もちろんこの転職という変化が時代の流れに合った変化だったかは将来にならないとわからないが、今の生活を続けることよりも変えたほうが後悔がなく、また次に何かを変える時の役に立つと思い、良い変化をしようと思った感じですね。

秘書経験で得たものは秘書だけで使う必要ないんじゃないか

【30代女性】異業種×異職種への転職

秘書をしてきて得たものはたくさんあって、

  • 仕事の処理能力(優先順位付けや時間管理など)
  • 臨機応変さ
  • 物事の経緯・背景や難解な内容をかみ砕いて理解する力
  • 物事を正確に伝えること・簡潔に纏めること
  • あらゆるタイプの人を理解すること
  • コミュニケーション能力

思いつくのはこんなところ。

なのたけど、この能力って確かに今後も秘書として活かせるスキルだけど、別に秘書じゃなくても活かせる能力で、どちらかというと基本的に持っておいた方が良い能力が強化されたものだし、そう考えるとこれを活かす場として秘書というキャリアに執着しなくてもいいのでは…、そういう思いがこの1年半ほどの間ぼんやり考えていたことだった。

加えて、秘書の後半3年くらいでずっと思っていたのが、秘書とは社長なり役員なり”その人”ありきの仕事であるということ。

秘書の存在ってどうしても付く人の存在に依存するし、AIで代替可能なものの範囲がどんどん増えていけば、その事実はさらに現実味を増して加速する。

私自身の人生を考えたとき、私はは働くことが好きだし、今後も会社・個人問わず何かしらの生産活動は続けていきたいという思いがあった。

そうして人生を考えた時、そして今後もっと働き方も世界も変わっていくことを考えた時、ここで再度自分のやれそうな事とか興味があることを考えて、もうちょっと他の職業に手を出していいんじゃないかな、という考えから転職に進みました。

現職と現職の職種に進もうと思った理由(仕事内容や環境面など)

【30代女性】異業種×異職種への転職

現在は広告業界で自社メディアの運用をしています。

メディア運用はWebサイト、SNSやYoutube動画など多岐に渡るけれども、現在基本的に行っているのはWebメディアの運用で、通常の記事作成や今後はインタビューなども行っていく予定。

インタビューに関しては相手が企業の代表者クラスであることが多いので、この辺りは過去の経歴が活かせるのではないかなと思っております。

新しい仕事に何を求めるか

【30代女性】異業種×異職種への転職

まっさらな状態から新しく職業を選ぶにあたって、新しい仕事や環境に何を求めたか、というのが以下の6つ。

  1. 自分で形があるものを残せる仕事
  2. 自分で利益を生み出せるもの
  3. 自分の裁量が大きい環境
  4. 今持ってる経験や能力が活かせる社風(と思われる企業)
  5. 基本リモートワーク
  6. 収入は少々下がってもOK

新卒や第二新卒ではない、というところであれこれ狭めすぎるのもどうかと思ったけれども、許容範囲を広げて転職出来たとして、それが果たして納得のいく転職になるか?というとそれも違うように思う。

年齢的になかなか失敗するほどの時間もとりたくないというとことや、最初からある程度ハードルを下げて転職できたとて、それでは将来を考えて転職活動した意味が無いし、人生の満足度は上がらないと思ったので結構絞りました。

でここからそれぞれ掘り下げていくのだけど、割と長いです。

「自分で形があるものを残せる仕事」「自分で利益を生み出せるもの」

【30代女性】異業種×異職種への転職

何故転職しようかと思ったか、の項目とリンクするけれども、その人の存在に依存するというよりは、今後も自分で利益を生み出していったり、形あるものを残せる職業がいい。

秘書の強みはソフトスキルが多く、成果や能力を明確な数字で表すことが出来ない。気難しい役員とも上手くやれるとか、信頼を得やすいとか、仕事が正確かつ早いであること、秘書間やPJチームとのコミュニケーションを円滑に行える、など、もちろんやり取りをする中でその強みが活かされていくわけだけども、この一見不明瞭なスキルだけでは不安だとも思う。

数字や形としての成果が全てではないけれども、ソフトスキルと形ある成果の両方を持てる方がよい。

そこからライティングやメディア運用に行き着くわけだけども、これは長らくいくつかのブログを個人で持っていたことと、故にライティングについてはポートフォリオとなるものを持っていたこと、そしてこれを仕事としてさらに深くやりたいな、という気持ちがあったから。

なおかつ、モノやサービスを売るにもWebが主流になっていること、今後それはさらに加速することを思うと、ライティングスキルだけではなくWebでモノやサービスを売るスキルはあって損はないように思う。

もちろん変化が速いので今後これだけで生きていけるかというと全然違うと思うが、下地にこのスキルがあると強いと思ったというところです。

「自分の裁量が大きい環境」

【30代女性】異業種×異職種への転職

自分の作業範囲が決まっているよりは、あれもこれも出来たほうが良い。この理由は前職の環境に起因するところがある。

前職は非常にホワイトかつ変化にも柔軟で前衛的(大きい組織故に企業としての信用やブランドの構築もきちんとしていた)な組織で、故に秘書と言えどもものすごい無理難題を言われるとか、そういうことはほぼなかった。

そこが良いところでもあったのだけど、一方で少し難しい課題に取り組むようなことが少ない環境だった。

かつ組織が大きい故に、意見は言えるが自分の一存ですぐに物事が変わるということもなく、この環境に甘んじてしまうのは違うように思ったし、自分が仕事や環境を作る経験を仕事としてしたい、という考えから裁量権の大きい環境を選ぶことにした。

今持ってる経験や能力が活かせる社風(と思われる企業)

主なスキルがソフトスキルだったので、コミュニケーション能力が活かせそうなところ、対人関係に強い人材を求めていそうであったり、社内外との円滑なコミュニケーションを大切にしているところだと良い気がしたので、選ぶ時の項目に入れた。

あとは単純に職場環境が悪くなりにくいだろう、というところで、応募基準として入れていました。

基本リモートワーク

前職で既に2年近くリモートワークだったので、最早出勤する生活に戻れない感じになっていたのでこれは必須でした。

前職の通勤時間はドアtoドア35分程と割と近めではあったんだけども、それでももう毎日は出勤できない。

あとはきちんと変化に対応している会社が良いと思ったこと、その上で新しく選ぶ職種だと出社する必要性がほぼ無いはずなので、そうでありながら出社がある企業は避けよう、というとで、リモートワークがメインの会社に絞りました。

収入は少々下がってもOK

【30代女性】異業種×異職種への転職

まあこれは当たり前なんだけど、未経験で入るので収入は一時的に下がるよね、というところで致し方ない部分でした。

その分自分の成果が反映されやすいとか、賞与がちゃんとあるとか、上を目指せる環境が整っているところを選ぶことにしました。

いずれの条件も合う1社に絞って応募、内定

通常は複数応募するものなのだろうけど、複数掛け持ちしていると単純に1社単位に掛ける時間と熱量が減ってしまうこと、企業について深堀する時間が減ってしまうので、多くても2社ずつ応募していこう、というところで転職先を探すことに。

色々条件つけたので選べる範囲が狭まり、結果的に迷う必要が無くて良く、希望に合う1社に絞って応募。

転職エージェント経由だと転職エージェント側から弾かれそうだったので、企業のリクルートページから直接応募したら1次面接の機会を貰えた。

その後順調に最終面接まで進み、ありがたいことに内定を貰い、現在に至る、という感じです。

企業に直接連絡する方法が有利かどうかは不明だが、私の時は結構応募が来ている中で転職エージェントを経由しないで応募してきたのは私だけだったらしく、「珍しいですね…」とのことでかなり目立っていたみたい。

経歴とか学歴とかで弾かれそうな場合は直接応募もアリかもしれないですね。転職エージェント的にはエージェントを利用して欲しいでしょうけども。

【入社から丸3週間】希望条件との実際のマッチ度や業務状況

【30代女性】異業種×異職種への転職

そんなこんなで早くも入社から3週間が過ぎたのですが、やはり最初は「入ってみたら全然違う環境だった…」みたいなことにならないだろうかというところが心配だったのも事実。

結論から言うと、希望とのマッチ度は100%どころか120%というところで、こんな感じで毎日楽しく仕事をしております。

「自分の裁量が大きい環境」これはかなり裁量権があって、提案や企画はほぼ通り、実行に移せる。

Webライティングとして転職先を探していたけれども、実際はWebサイトだけでなくTwitter、Instagram、Youtubeなんかも運用してるので、動画編集なんかも出来てめちゃくちゃいい。関わりたいと言えばOKを貰えるし、正直最高過ぎる環境になっています。

「自分で形があるものを残せる仕事」「自分で利益を生み出せるもの」については、記事や動画として作ったものは残るし、反響は数字でチェックできる。

自社のブランディングがメインなので、そのメディア自体でモノやサービスを売ってるわけでは無いんだけども、数字として実績を見られるのはかなり楽しいし、数字見続けちゃうマンにとっては大変よい。

今持ってる経験や能力が活かせる社風、これは後述するのだけど、ソフトスキルが伝わって採用となったっことと、インタビュー記事を手掛けることもあり自分のソフトスキルが活かせる場もあってこれも条件通りでした。

仕事は基本リモートワークだし、たまに出社があってもドアtoドア30分と結果的に以前の職場より5分通勤時間減ったので、この点も大変良かった部分です。

内定に至った理由

【30代女性】異業種×異職種への転職

内定を貰ったはいいものの、一体何が内定理由だったのだろう?というのが気になるところ。

自分視点ではわからないこともあるし、他者の目線の自分というものは定期的に知っておきたい。「他者から見た自分」「自分から見た自分」はいずれも両立して存在するし、独りよがりにならないためにも知っておきたいな~と思ったからです。

入社初日に丁度中途採用の話題が出たので、内定理由って何ですか?とド直球で聞いてみたら、ちゃんとした人格者だったからが理由だった。予想したのと全然違う。

応募自体は200名近く居たらしく、その中で私含め2名が採用とのことだったので、そんな中で内面を見てくださったのは非常にありがたく、そして少々評価が大きすぎて、大変恐縮しながら日々仕事をしております。

転職後の生活サイクル

以前、在宅勤務になってからの生活サイクルの変化についてちょっと書いたのだけども、転職後は就業時間も大幅に変わったので1日の生活サイクルも改変。

これまで9:30~17:30の就業だったところ、転職後は10:00~19:00とだいぶサイクルが変わっております。

夕方のジムorウォーキングはお昼に

筋トレをどこに入れるか…が一番悩んだところなのだけど、仕事後にジムに行って夕食、では生活サイクル的に遅すぎるので、お昼に移動しています。

実際このスケジュールでやってみると、筋トレで一回頭がクリアになって午後もめちゃくちゃ仕事できることが分かった。これはいい。

体温が上がる夕方のほうがパフォーマンスが上がるという部分が少し気になりはしたものの、昼でも事前に糖質入れておけば全然大丈夫でした。

あとは平日昼は人が少ないので、マシンもフリーウェイトも自由に使えるというのも大変良い点です。

これは転職に合わせるように良いジムが近所に出来た上に、ほぼ同じタイミングで友人のお母様から自転車を譲り受けるというイベントが発生し、家からジムまで3分で行けるようになったという私にとっての好条件がいきなり集まってきたことで実現した生活サイクルでして、これはもう転職する運命だったんだな…と思っております。

ジムに行かない日は30分位ウォーキングしていて、その他就業時間内に10分程歩いたりはちょいちょいしている。

あと予定表に書いてないけど、昼食はジムに行った後にちゃんと食べております。前日の夕食から16時間の空腹時間を設けるようにしているので朝は食べません。

転職して気付いたアレコレ

【30代女性】異業種×異職種への転職

高校からの友人が言うには、文章が凄くわかりやすくて説明が上手だから、今回の職種はすごく向いてると思ったとのこと。

10年程前にやっていたブログで私が現代史についてあれこれご意見を書いていたらしく、それを読んだときにめちゃくちゃ文章が分かりやすくて上手いと思った、ということを教えてくれた。

かなり前のブログで、そのブログ自体閉鎖してしまったし、なおかつ記事を書いたことも覚えていないのだけど、確かに現代史は好きだしあれやこれや言いたいこともあるのでおそらく書いてるんだと思う。

そんなこと思ってくれていたんだな~というところと、わざわざ覚えててくれて教えてくれるのとてもありがたい。

別の友人にも「インプットしたことをアウトプットするのが上手いから凄く向いてると思う」と言われたので、とりあえずなにかとアウトプットしておいた方がいいみたい。とかく私はご意見が多いのである。

考えてみると、私は文章を書くのが好きと思ったことは無いけれど、何かとお気持ちを表明する時には無意識で文字を選んでいた。

実際中学生あたりからなにかしらのプラットフォームでブログ的なものを持ち続けていたので、得意というか文章にするのが苦ではないのだと思う。

数あるSNSの中でTwitterを一番使うのも多分そのためだし、最近はTwitterで文字数制限いっぱいに頑張って収めて書く作業で済ませているけども、またちゃんと日々のことを書いておく習慣をつけよう…と思い改めております。

実際のところ、長らく長めの文章を書いていないと どういう切り口から書くのが良いかな、などと実に悩むし、説明がめちゃくちゃ下手になっている気がする。この記事も大変散らかっている。定期的にアウトプットしないと文章力がどこかへ行ってしまいそうです。

そんな感じで、色々考えた末に選んだ職業は私に合っていたと思うし、実は普通にやっていたことが人から見たら強みだったということもわかったのは大変良かった。

なおかつ、自分にとって文章は大変大切なアウトプット方法だということもわかったので、新たな発見が出来て良かった。

前職の方々には最後まで本当にお世話になり、大きすぎるご厚意もいただき、さやかさんはどこに行っても通用しますよ、と言ってくれてめちゃくちゃ励みになった。

そうは言っても果たして本当に通用するかしら…という思いもあったのだけど、結果的にその言葉をきちんと証明できる結果に出来て良かったし、次は新しい環境で新しい信頼とか実績を積み上げていこうと改めて心に決めている次第です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました